国立ホロドモール虐殺記念博物館(右の建物)。中央は世界遺産のペチェールスカヤ大修道院(Kyiv, Ukraine)from Wikimedia Commons <朗唱> ">スターリンは王座で バイオリンを弾く 彼はしかめっ面で パンを生む地方を見る 木の実でできた楽器 悲嘆が生ん…
The Sherlock Holmes Museum, 221B Baker Street, Marylebone,London 悲しみ泣く声は、言葉とは言えず、歌とは言えまい。寧ろ一種の動作であるが、悲しみが切実になれば、この動作には、おのずから抑揚がつき、拍子がつくであろう。これが歌の調べの発生であ…
W. シェイクスピアの生家(Henley Street, Stratford-upon-Avon, Warwickshire) 苦境に虐げられた流浪の人々を描きながらも、詩的な雰囲気をまとう傑作 いまだ収束の糸口が見えないまま、世界中がコロナ禍に見舞われて暗雲垂れ込める中、2021年に公開された…
ゴシック建築の教会(exact date and place unknown, England) コヘレトは言う。 なんという空しさ なんという空しさ、すべては空しい。 (『旧約聖書』「コヘレトの言葉」新共同訳 1章2節) コヘレトは言う。 空の空。 空の空、一切は空である。 (同上 聖…
19世紀の面影を残すロンドンの路地裏(White Horse Street, Mayfair, London) 'London' William Blake I wander through each chartered street, Near where the chartered Thames does flow, And mark in every face I meet Marks of weakness, marks of w…
「坊主バー」のお経を模したメニュー(東京都新宿区荒木町) 語られた言説だけを信用してはならない。また、書き記された言葉だけを信用してもいけない。そこには本当に起こったことの断片しか述べられていないからだ。 むしろ、あらゆる言葉は、語られなか…
元旦の満月に照らされるニコライ堂(東京都千代田区神田駿河台) 彼は醜く、威厳もない。みじめで、みすぼらしい 人は彼を蔑み、見すてた 忌み嫌われる者のように、彼は手で顔を覆って人々に侮られる まことに彼は我々の病を負い 我々の悲しみを担った 『旧…
『校閲ガール』の番組宣伝のために品川駅構内で展示されていた赤鉛筆 「地味にすごい」主人公は誰か? 校正・校閲に携わる、“日の当たらない”仕事をすることがあります。珍しく、校正・校閲の仕事にスポットを当てた『校閲ガール』(宮木あや子原作、KADOKAW…
19世紀の面影を残すロンドンの家並み(White Horse Street, Mayfair, London) 'Riches I hold in light esteem' Emily Brontë Riches I hold in light esteem, And Love I laugh to scorn; And lust of Fame was but a dream That vanished with the morn -…
水面に映える新宿御苑(東京都新宿区) タカオとユキノが逢瀬を重ねた東屋 雷神(なるかみ)も少し動(とよ)みてさし曇り雨も降らぬか君を留(とど)めむ 雷神の少し動みて降らずともわれは留(とま)らむ妹(いも)し留(とど)めば 《原文》 雷神 小動 刺…
『君の名は。』にも登場した現在のJR高山線・飛騨古川駅前 現在の飛騨市古川町上気多地区。『あゝ野麦峠』の時代を思わせる昔ながらの風景が残る 二月もなかばを過ぎると 信州のキカヤに向かう娘たちが ぞくぞくと古川の町へ 集まって来ます みんな髪は桃割…
クリスマスのイルミネーションに彩られたカトリック神田教会(東京都千代田区西神田) 昨今、「Merry Christmas」の代わりに、「Happy holidays」という言葉がよく聞かれます。これはもちろん、キリスト教の信仰者ではない人にも配慮した、広範囲の挨拶の形…
Green Park, London このサイトは、数珠のように連なる、短く引用されたコトバから成っています。 引用の達人である批評家・若松英輔氏は、名エッセイ『悲しみの秘義』(ナナロク社)の中で、次のように定義されたコトバを紹介しています。 哲学者の井筒俊彦…